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2019/02/02 11:09
こんにちは、
2018年11月から植物の葉っぱや根から色を採り、
自然から頂いた色で染める"草木染"という技法で革製品を作っています。
ブランド名 Sou-no-Iro のSouと申します。
今回紹介するのはTwitterがきっかけでご注文頂いたWさん依頼の
「ヌメ革で作る名刺入れ」の製作過程をご紹介します。
最初に牛の半裁を大まかに、ケースの形に切り取ります。
ここで1ミリでもずれたら、最後に大きなズレが生じるので慎重に切り取り、
縦横の長さを正確に測定します。
中のモノが取り出しやすいように、半円形に切り取ります。
そして、全てのヘリをヘリ落としを使って丸めます。こうすることで、
完成後の見た目が段違いに良くなります。
裏面の取り出し口になる部分も軽くヘリを落として丸めておきます。
こうすることで、指を入れても引っかからずよりスムーズに取り出しやすくなります。
次は、革全体に軽く水分を含ませて、Sou-no-Iroの葉っぱのロゴマークを刻印します。
この刻印は力のさじ加減がとても大事で、失敗すると最初からやり直しです。
なので、かなり慎重に刻印します。
今回は、うまい具合に刻印が成功しました!
刻印した後は先に蜜ロウとホホバ油を混ぜ合わせたクリームを
指で全体に満遍なく塗り込みます。
このクリームを塗ることで、革に潤いが出るのと同時に防水効果にもなります。
製作行程もいよいよ後半になりました!
革を専用のノリで仮留めして寝かして乾かします。
仮止めしたノリが乾いたら、慎重に穴をハンマーで開けます。
どの作業も失敗はできませんが、ここで失敗したら全てが台無しなので、
慎重な作業になります。
綺麗に全ての穴が空きました。
その穴に枇杷の葉で草木染した麻糸を使って手で縫っていきます。
手縫いすることで、より作品の強度が増し、手縫いのあたたかみが出ます。
最後にコバを磨いて全体を整えて完成です!
こちらの商品をご購入頂いたWさんは名刺入れではなくて、クレジットカードを3枚入れるケースとして購入されました。
確かに名刺入れよりもカード入れとした方が自分もしっくりきたので、
名刺入れから名前をカードケースに変更することにしました。
こちらのヌメ革で作ったカードケースは、
インド茜、ウコン、枇杷の葉で草木染カードケースもお作りできるので、
欲しい方はメッセージをよろしくお願いします。
ウコン染バージョンは完成が近いので、近々ショップに並ぶ予定です。
商品は在庫がある場合は即日発送致しますが、
基本的には受注生産です。
一からお作りする場合はSou-no-IroのTwitter、Instagramのアカンウトにて
商品が出来上がるまでの過程を随時お楽しみいただくことができます。
https://www.instagram.com/sounoiro/?hl=ja
草木染をしていないヌメ革の商品は、
発送までに1~7日間かかります。
関西を中心に本格的に活動していきます。
3月10日 日曜日 9:00~10:00
大阪府箕面市のキューズモールの広場で行われるみのおマルシェに出店予定です。
出店店舗名 UhaUha
これからどんどん新ラインナップを出していきますので、
ショップのフォロー、お気に入り登録をよろしくお願い致します(^^)